Lesson13-1 健康を整える 心臓

マクロビオティックの食事は体の調子を整えてくれますが、どの部位にどんな作用が働くかが分かっていないと、まったく意味を成してくれません。なのでここのカリキュラムでは代表的な例をいくつか挙げ、その時にどのような生活を送ればよいかについて学んでいきましょう。

心臓

心臓や血管に関わる病気は世界で最も多い死亡原因だと言われています。しかも種類が多く、潜在的に持っている高血圧や低血圧などが原因で体調を崩す人も多く、重い病気だと心臓発作や脳卒中など命に関わる物も表れてきます。
心臓の状態をチェックするには病院に言って診察してもらう事が1番的確です。ですが自分でも簡単に状態を把握する方法があります。
両手の状態が心臓の状態を表します。
左手は左心房に、右手は右心房の状態に関係しており、もし心臓に何かしらの症状が現れると両手の肌があれたり指先に痺れが走ったりします。握力の弱さも心拍の弱さが原因だとも言われています。

解消法

マクロビオティックの食事法を行う場合、穀物はトウモロコシを中心に取ることが大事になってきます。トウモロコシは心身両面に滋養分が供給されるので、心臓の調子を整えると同時に全身の血管や筋肉の強化も行ってくれます。
トルティーヤなどの生地で具材を包み込んだ物などを食べましょう。
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野菜も苦味があるものを中心に取りましょう。たとえばクレソンやからし菜、タンポポの葉、カブの葉、ゴボウなどが挙げられ心臓や循環組織を強化してくれます。
球形の野菜も可能な限り心臓の形に近いモノが良いと言われています。玉ねぎやカブなど、丸みがあって先がちょっと尖っている物が効果的です。
食事で体を改善させますが、たくさん食べてしまってはエネルギーの取りすぎで返って体に大きな負担を与えてしまいます。なので少し物足りない程度、腹八分で止めるようにしてください。

生活様式

心臓の動きは感情によって左右されることが多いです。怒りや焦りなど気持ちが高まる時は心拍数が上がり、心臓にいらぬ負担がかかってしまいます。なので穏やかに日常を楽しむ心、ユーモアにあふれたセンスが心臓だけでなく感情を癒してくれます。
また、適度な運動を繰り返すことで心臓の強化を図ったり、音楽や観賞植物など心を落ち着かせるものを傍に置くことも効果的です。
他にも指圧やヨガで全身の血行を良くする方法もありますが、これに関しては専門的な勉強も必要になりますので専門の先生に聞くことをお勧めします。
心臓に良いメニューは人参と大根の飲み物、シイタケのお茶、きんぴらのスープなど、根菜やキノコ類の飲み物などが多く扱われます。ですが心臓に影響を与える分エネルギーも高いので、過剰に摂取すると他の臓器にまで影響をもたらす可能性があります。
なので1週間に2~3回ほどの頻度で飲む程度に抑えてください。