このレッスンでは実際のマクロビオティックの料理について学び、実際の食事に取り込んでみましょう。
このページでは全粒穀物を扱う料理についての紹介です。主食を何度も炊き上げるのは手間がかかるので、紹介するレシピは1日分/1人の量が基本になります。
圧力鍋炊き玄米ご飯
【材料】
- 有機栽培玄米(短粒もしくは中粒):2カップ
- 水:3.5~4カップ(柔らかくするには水を多めに)
- 自然海塩:2つまみ
【作り方】
- 玄米を冷たい水で洗います。
- とぎ終わった玄米を圧力鍋に注いで表面を平らにならします
- その上から玄米が波立たない様に水をゆっくりと入れて塩を振り掛けます。
- 蓋をして圧力をかけて行き、弱火で50分間蒸していきます。
- 蒸し終わったら5分かけてゆっくりと圧力を元に戻して、数分余熱で蒸して完成です。
上記の作り方が基本ですが、慣れてきたら次のようなアレンジを加えることも出来ます。
- 一晩水に浸しておくことで消化しやすくなります。
- 塩の代わりに切手大のコンブを一切れ入れて出汁の味を付けてもいいです。
- 残った分は冷蔵庫に入れるか、木の容器に入れて木綿の布をかぶせれば約24時間保存可能です。
- 温め直す場合は、小さな鍋に少量の水と一緒に入れて火を加えれば大丈夫です。
圧力鍋がなくても普通の鍋でも大丈夫ですし、他の穀物でも同じ分量で調理が可能です。豆類を加える場合はその分の水も足しましょう。
純正玄米クリーム
【材料】
- 玄米:1カップ
- 水:10カップ
- 自然海塩:ほんの少し(好みによっては梅干しでも大丈夫)
【作り方】
- フライパン(ステンレスならなお可)で玄米がきつね色になるまで空炒ります。
- それを鍋に移し、水と調味料を加えて火にかけます。
- 沸騰したら蓋をして弱火でじっくり煮込みます。
- 水気が半分消えるまで(約2時間)煮込んだら冷まし、綺麗な綿の布に包み込みます。
- 余計な水気を絞り、再び鍋に入れて火にかけます。
- とろみが出たら完成です。
この完成品にその時の気分によってゴマ塩や長ネギ、パセリ、ゆかりなどで自由に味付けしても大丈夫です。
クリーム状であまり咀嚼数が稼げない料理ですが、基本的には子供やお年寄り、病気で消化機能が低下した人の為の料理なので問題ありません。たまになら健康な人も食べて大丈夫です。
もし常食したい場合は人参やレンコンなど歯応えがある野菜と和えて食べると租借数が増えます。
市販の玄米クリームは保存用の添加物が入っている可能性が高いので、常食は避けてください。
かけうどん
【材料】
- うどん:1袋
- 干ししいたけ(水で戻し、軸を取って薄切りにした物):2枚
- コンブ:1枚(2~3センチ)
- 水:4カップ
- しょう油:大さじ2~3杯
【作り方】
- 熱湯にうどんを入れてゆで上げます。
- 茹でる麺や好みによってゆで時間が変わって来るので、茹で具合の味見をしてちょうどいい固さにしましょう。
- 茹で上がったら麺をざるに入れ、水で締めます。
- 麺のつゆにはコンブと干ししいたけで出汁を取るので、鍋に水と一緒に入れて火にかけます。
- 沸騰したら弱火にし、3~5分煮ます。
- コンブと干ししいたけを取り除き、しょうゆで味付けをしてまた3~5分煮ます。
- 出来たつゆをうどんにかけ、長ネギや海苔など好みの具材を乗せて完成です。
寒い時期には体を温めるために薬味としておろしショウガを用いてもいいですし、暑い時期には大根おろしを合わせるのもいいです。
蕎麦やそうめんなども同じ方法で調理が可能ですが、うどんより茹でる時間が短いので早めに湯切りをしましょう。パスタやマカロニなどもたまには食べて大丈夫ですが、西洋の麺類を茹でる場合には塩を少々入れて一緒に茹でますので、その点だけ注意しましょう。
トッピングはマクロビオティックの範疇であれば何を乗せても大丈夫なので、茹で野菜や蒸し野菜の他にも軽くソテーしたネギなどを乗せてもおいしいです。