Lesson14-3 マクロビオティックのレシピ 野菜類

野菜の煮しめ(水なし炊き)

大根

【材料】

  • 好みの野菜(数種類)
  • コンブ:野菜1カップ毎に1センチ角の大きさ
  • 水(呼び水用):少量
  • しょう油:適量

【作り方】

  1. まず用意した野菜を大きく切り分けます。(火入れの時間に差が出ないように、同じ大きさに切り分けましょう。物によっては薄切りで統一しても構いません)
  2. 鍋の底にコンブを敷き、下から固い野菜、柔らかい野菜、水の順番に入れて行きます。(焦げ付いてしまう可能性があるので、鍋は厚手の物か水なし炊き用の鍋を使用してください)
  3. 蓋をして強火に火をかけ、蓋に蒸気がついてきたら弱火にします。
  4. そのまま様子を見ながら15~20分加熱します。
  5. 基本的に野菜の水気で蒸し上げて行く料理ですが、野菜から水気が出る前に呼び水用の水が蒸発してしまった場合にはその都度水を足しましょう。
  6. 食べられる柔らかさになったらしょう油を足して混ぜ、さらに3~5分弱火で煮ます。
  7. 終わったら蓋を外し、2分ほど余熱を飛ばしましょう。

野菜は好みによっていろいろ組み合わせを変えても大丈夫です。主に扱われるのはニンジン、大根、ゴボウ、カボチャ、玉ねぎ、キャベツ、シイタケ、レンコンなどです。他にも試してみて、自分の口にあった煮しめを作ってみましょう。

野菜のきんぴら

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【材料】

  • ゴボウ:1/2本
  • ニンジン:1/2本
  • 生姜:1/2つ(摩り下ろしたものを使用)
  • 水:適量
  • しょう油:適量
  • ごま油:少量

【作り方】

  1. ゴボウとニンジンは細切りにするかささがきにして食べやすい大きさにそろえましょう。
  2. ごま油をしいた深めのフライパンか鍋に材料を入れて中火にかけます。
  3. 油が温まったらゴボウを入れて2~3分ほど炒めます。
  4. 火が通ったらその上にニンジンを乗せて、鍋底が隠れる程度に水を加えます。
  5. 蓋をして10~20分ほど全体に火を通します。
  6. しょう油を入れて全体に味を馴染ませ、水分がなくなるまで加熱します。
  7. 最後にショウガを混ぜ合わせて完成です。

ゴボウの代わりに玉ねぎやレンコンなどを合わせてもおいしい料理になります。基本的には材料の1つに根菜を加えます。
症状によっては油を使えない方もいると思いますので、その時は水を使って蒸し焼きするようにしましょう。

高野豆腐・豆腐・テンペのシチュー

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【材料】

  • コンブ:2インチ(5センチ)
  • 大根・ゴボウ・レンコンなどの根菜類:1カップ
  • 高野豆腐・豆腐・テンペいずれかの大豆食品:1カップもしくは1丁
  • 長ネギ:2~3本
  • 水:3カップ
  • 自然海塩:適量
  • 風味付け用のしょう油:適量

【作り方】

  1. 水を入れた鍋にコンブも入れて出汁を取ります。
  2. 高野豆腐やテンペなどはさいの目状に切り分け、根菜類は薄切りにしましょう。
  3. 切り分けた材料を鍋に入れて火にかけます。
  4. 沸騰したらそのまま15分ほど煮ます。
  5. 最後に自然海塩やしょう油で味付けをして、切り分けた長ネギを散りばめて1分ほど温め直せば完成です。

基本的には上記の内容でも大丈夫ですが、もっと野菜を取りたい場合は味付けした後にニンジンやキャベツ、白菜、カボチャなど煮物にするとおいしい野菜を加えて5分ほど煮込みます。軽く歯応えがある程度になれば上出来です。
生の豆腐を使う場合は最後に加えるとちょうどいいです。
味付けに飽きた場合は味噌やテーブルビート(ビーツ)で味付けしてバリエーションを増やしてみましょう。
このようにマクロビオティックではどれも火を通して消化しやすい物に調理しています。たまには生の野菜、サラダを食べたいと思う気持ちがあるかもしれませんが出来るだけ避けたほうが良いです。
ですがそういう時の為に、茹でサラダプレスサラダという物があります。茹でサラダは文字通り野菜を軽く湯通ししたもので、プレスサラダは切り分けた野菜に塩を振り掛けて手で揉み合わせたサラダです。
軽くでも熱を通したり簡易的に塩漬けにした物になりますので、生野菜より消化しやすくなっています。