Lesson14-6 マクロビオティックのレシピ ふりかけ・調味料

現代において自分でふりかけや調味料を作り出す家庭は希少な物になってしまいました。
本来なら味噌は各家庭の製法があって「○○家の味噌」といったように各々の独自性を持っていました。小さい頃から慣れ親しんだ家庭の味噌だからこそ、他の家の料理に違和感を覚えたり、みそ汁が「おふくろの味」の代表料理になるのです。
しかし時代が進むにつれて面倒な製法を習うよりも、スーパーで市販品を買ってきた方が楽になってしまい味の差別化があまりできなくなってしまいました。
もちろんそれが悪いとは言いませんが、はたしてその商品にどれだけの自然食品が使われてるのでしょうか?
それが分からない限り、安心してお勧めすることが出来ません。なので少しでも体にいいと思える調味料やふりかけを、興味がある方は自分で作ってみましょう。

ゴマ塩

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【材料】

  • 自然海塩:1グラム
  • ゴマ:16~18グラム

※塩の量に比例してゴマの量も増やしましょう。
塩とゴマの割合は基本的に1:16が好ましいです。日本の商品だと2:8が標準的な割合になっているので、もし市販品を使う場合はただのゴマも振りかけて割合を調節するようにしてください。
ちなみに、子供が使用する場合は1:20~24の割合が好ましいです。
【作り方】

  1. ゴマは1粒1粒自体が小さいので、網目の小さいざるを使用して洗いましょう。
  2. ある程度洗い終わったら乾かします。
  3. その間に自然海塩をフライパンに入れ、中火で乾煎りして灰色にしましょう。
  4. 炒った塩をすり鉢に移し、微粉末になるようすりつぶします。
  5. 今度はゴマの方をフライパンに入れ、10~15分ほど炒っていきます。焦げ付かない様に木べらや菜箸を使ってかき混ぜましょう。(火が通って来ると破裂する物も出てくるので、注意してください)
  6. 香ばしい香りが立ってきたら弱火にし、水分が飛んでいるか確認してください。
  7. 火を止め、まだ熱があるうちにすり鉢に移して、塩と一緒にすり合わせます。(この時の力加減は優しく、円を描きながら混ぜ合わせる程度にとどめましょう)
  8. ゴマ塩が冷めたら密閉性の高いビンに詰めて完成です。

取り過ぎは塩分過多になる恐れがあるので、1日小さじ1杯程度がちょうどいいです。
基本的には黒ごまの使用が一般的ですが、白ごまや金ゴマを使用しても構いません。ゴマ塩は疲労の回復だけでなく、血液の酸化を中和してくれるので神経系の強化にも一役買ってくれます。

粉末の海藻(ワカメ・コンブ)

【材料】

  • 海藻(ワカメ・コンブ):好みの量

【作り方】

  1. 海藻をフライパンに入れ、火にかけます。焦げ付かない様に弱火でじっくり焼きます。
  2. 片面がカリカリになったら裏返し、両面乾くまで焼きます。
  3. ムラなく焼けたらすり鉢に移します。
  4. 粉末状にすりつぶしたら完成です。

上記のゴマ塩を参照に、塩を海藻に変えて混ぜ合わせた物もおいしいです。この時の割合は1:1がちょうどいいです。
他にも固い梅干しや漬けたシソの葉などもすり鉢で混ぜ合わせる組み合わせがあり、自分で開発して好みのふりかけを作ってみましょう。

鉄火みそ

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【材料】

  • ゴボウ:1/3カップ
  • ニンジン:1/3カップ
  • レンコン:1/3カップ
  • おろしショウガ:小さじ1/2杯
  • ごま油:小さじ1/4杯
  • 八丁みそ:2/3カップ

【作り方】

  1. ゴボウ、ニンジン、レンコンは出来るだけ細かく、みじん切りにします。
  2. 鍋にごま油と野菜を入れて軽く炒めます。
  3. そこにみそを加え、弱火で3~4時間炒めます。
  4. 水気がなくなるまで混ぜ、黒色のふりかけが出来れば完成です。

鉄火みそは血液を強化してくれるので、毎日の食事に少しずつ食べるようにしましょう。野菜類は根菜が基本になり、自分の好みに合わせて他の野菜も試してみましょう。
八丁みそは自分で作るのは困難なので市販の物を使用しましょう。可能であれば自然食品店で販売されている物が好ましいです。