Lesson14-9 マクロビオティックのレシピ 飲み物

飲み物を選ぶ際には注意する要素が3つあります。それは砂糖アルコールカフェインが含まれているかどうかです。
マクロビオティックでも水分を取る事は重要ですが、上記の3つの要素は体の中に溜まると異変をもたらす可能性が高くなるので、出来るだけ避けるようにしてください。
飲用可能な自然水以外にもお勧めする飲み物のレシピを紹介します。ちなみに火にかけても大丈夫なティーポットがある状態での説明になりますので、ない場合は鍋や急須で代用してください。

炒り玄米茶

a0150_000178

【材料】

  • 玄米:1カップ
  • 水:適量(玄米大さじ2~3杯に対し、約1.5リットル)

【作り方】

  1. 生の玄米をフライパン、もしくは鍋に入れます。
  2. 中火で10分ほど乾煎りします。(焦げ付かない様に木べらで混ぜたり、鍋を振りましょう)
  3. 乾煎りが済んだら炒り玄米を密閉性の高いビンや容器に移します。
  4. ティーポットに水を入れ、分量にあった炒り玄米を加えて火にかけます。
  5. 沸騰したら弱火にし、10~15分ほど煮出します。

急須を用いる場合は通常通りお茶を淹れる方法を行いますが、自分の好みの味になるよう蒸し時間を調節しましょう。
他の全粒穀物を用いても、同様の方法でお茶が作れます。特に麦茶は体内に溜まった動物性脂肪の消化を助けてくれて、体内の熱を下げて暑さを紛らわせてくれる効果があるので春夏の飲み物として活躍してくれます。
また、生の麦、炒る前の状態の物で麦茶を作った物が自然食品店で入手することが可能な場合もありますので、興味があったら探してみてください。

茎番茶

茶葉
茎番茶とは茶葉だけでなく茎の部分も発酵させてある物のことを言い、マクロビオティックで最も飲まれているお茶です。
茎の部分に含まれるカフェインは葉に含まれている物より格段に少ないです。茶葉の製法がいくらか変わったとしても、この性質は変わりません。
茶葉に関しては簡単に栽培できませんので、市販品の茶葉を使用します。その際には裏面の成分表を見たり店員に聞くなど、茎の部分が入っているかどうか調べてください。

【材料】

  • 茎入り茶葉:適量
  • 水:適量

茶葉が大さじ1杯の量に対し、水は約1リットルの分量を用意してください。
【作り方】

  1. ティーポットに茶葉と水を入れて火にかけます。
  2. 沸騰したら弱火にし、数分間煮出します。(好みの濃さによって時間を変えましょう)
  3. 茶こしを使ってカップに注ぎ込めば完成です。

茶こしに残った茎の部分はポットに戻し、新しい茶葉と合わせれば再利用が可能です。