女性の体は陰の属性を持っており、体が冷えやすくなっています。なので女性の方は常々、冷え性に悩まされているでしょう。
体を温めるためにチョコレートなどの甘い物が有効なので、常食している方もいらっしゃるかもしれません。ですが単糖類の甘い物は素早く熱に変わりますが、その分早く消費されてすぐに冷えた体へと逆戻りしてしまいます。そしてまた冷えを感じて甘味を食べ、同じことを繰り返すでしょう。
雪山などでの遭難時には重要品ですが、普段の生活では余分なエネルギーになり易いです。
持続的に体を温めるには甘い物を野菜本来の甘さを利用した料理に変えたり、唐辛子やショウガを少量料理に用いる方法があります。
これらの方法を利用し、冷え性に効くレシピを紹介していきます。
おはぎ
【材料】(2人分)
- もち玄米:2合
- 水:450cc
- 自然海塩:2つまみ
- かぼちゃ餡(かぼちゃ:300グラム+自然海塩:少々)
- あずき餡(あずき:80グラム+コンブ:4センチ+甜菜糖:20グラム+玄米あめ:小さじ2杯+自然海塩:1つまみ)
- 黒炒りゴマ:適量(すり下ろしましょう)
※甜菜糖とはサトウダイコンから作った砂糖の事です。
【作り方】
もち部分
- もち玄米を洗って圧力鍋に水と一緒に入れます。
- 5分ほど中火にかけて塩を足し、蓋をして圧力が強まったら弱火にして25分ほど炊きます。
- 火を止めて10分ほど蒸らし、圧力を抜いてすり鉢に移します。
- ご飯が半分くらい潰れて粘り気が出るまでついて行きます。
- 10~15分ほどついたら手を濡らし、小さく丸めます。
かぼちゃ餡
- かぼちゃを切り分け、種と皮を取り除きます。
- 塩もみして下味をつけ、5分ほど蒸らします。
- 裏ごし、もしくはすり鉢ですって完成です。
- 柔らかすぎる場合は鍋に移して火にかけ、好みの硬さになるまで煮詰めて冷ましましょう。
あずき餡
- あずきは水洗いして、最低6時間以上、一晩水に浸しておきます。
- 鍋にコンブとあずきを入れてあずきが被るくらいまで水を注ぎます。
- 煮立ったら蓋をして、弱火で40分ほど煮込みます。(途中で水がなくなったらその都度水を足してください)
- コンブを取り除き、甜菜糖、玄米あめ、塩を加えて混ぜ、水気を飛ばします。(玄米あめの代わりに米あめを使用しても構いません)
- すり鉢に移してすりながら、冷ましていきます。
おはぎ
- もち部分を少なくても3つに分けます。
- それぞれ餡やゴマを表面にまぶせば完成です。
丸ごと玉ねぎのみそ煮しめ
玉ねぎ自体に体を温める効果はありませんが、血液の流れを良くしてくれるので血流の悪さから来る冷え性を根本的に解決してくれます。さらに温かい料理にすることで陽のエネルギーを持ち体を温めてくれます。
【材料】(2人分)
- 玉ねぎ:小3個
- コンブ:4センチ
- みそ(麦、玄米、八丁など好みの物を選んで大丈夫です):20グラム
- パセリ:少々
【作り方】
- 玉ねぎの皮と根を取っておきます。上の部分に十字の切れ目を入れましょう。
- コンブは水につけて戻し、千切りにします。
- みそを少量の水で溶きます。
- 鍋にコンブ、玉ねぎ、溶いた味噌を順に入れます。
- 水を2センチの深さになるまで注ぎ、蓋をして火にかけます。
- 煮立ったら弱火にして玉ねぎが柔らかくなるまで煮て行きます。(30~40分ほどが目安)
- 器に盛りつけ、パセリを散らせば完成です。
最後に乗せるパセリは料理に色合いを持たせる役割が大きいので、ネギで代用しても構いません。他にも気分によってショウガやトウガラシ、ワサビなどを少量足しても大丈夫です。
また、鍋に汁が残っている場合、水で溶いたくず粉を混ぜ入れてとろみをつけさせて食べる方法もあります。これを玉ねぎの上にかけてもいいですし、他の野菜と一緒に炒めてあんかけにしてご飯の上にかけてもおいしくいただけます。