美肌、美容に必要な事はただ1つ、正常に排出機能が働いているかどうかです。もし正常に活動しているのならば毒素を体内に溜める事はなく、スムーズに全身に栄養を送るはずです。
その為にはミネラル、タンパク質、脂肪、でんぷん、水分を程よく摂取し、バランスの良い食事を心掛ける必要があります。ちなみに大まかな割合として「ミネラル:タンパク質」は「1:5~10」、「タンパク質:でんぷん」は「1:5~10」となる献立が理想的です。
ですがタンパク質を取る場合、動物性食品の物を多用するとエネルギーが強すぎて脂肪分が溜まったり吹き出物になってしまう恐れがあるので、植物性のタンパク質を取りましょう。ミネラルに関しては海藻類に多く含まれているので、ヒジキやコンブを野菜と一緒の煮物に入れる方法などがあります。
ちなみに、可能なら皮付きのまま料理することをお勧めします。ちゃんと洗っても虫食いや空気中のゴミが気になって皮をむくかもしれませんが、食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれているのは皮なのです。
製造方法がはっきりしていない場合は用心して皮をむいたほうが良いですが、有機栽培や農薬を使っていない自作の野菜の場合は皮ごと食べてみてください。
玄米五目ご飯
【材料】(2人分)
- 玄米:2合
- 干ししいたけ:1枚
- 切り干し大根:4グラム
- コンブ:5センチ
- レンコン:20グラム
- ニンジン:20グラム
- 水:540cc
- 自然海塩:小さじ1杯
- ネギ:少々
- 黒炒りゴマ:少々
【作り方】
- 玄米を洗って水を切ります。
- 干ししいたけ、切り干し大根、コンブをそれぞれ水につけて元に戻します。
- 干ししいたけは薄切りに、切り干し大根は2センチほどの長さに、コンブは1センチ角に切り分けます。
- レンコンとニンジンは食感が残る程度の大きさに切り分ければどんな形でもいいですが、見た目を楽しむためにいちょう切りが良いでしょう。
- 圧力鍋に玄米と水を入れて5分ほど温めます。
- 水が温まったら塩と切り分けた材料を入れ、蓋をして圧力をかけたら弱火にして30分ほど炊きます。
- 火を止めて10~15分ほど蒸らし、圧力を抜いて行きます。
- お椀に盛って好みでネギやゴマを散らせば完成です。
他にも材料を豆やカボチャに変えたり、最後に散らすのをシソの葉や砕いた梅干しなどにしても楽しくいただけるでしょう。
ふろふき大根とニンジンのみそだれ
【材料】(2人分)
- 大根:250グラム
- ニンジン:100グラム
- コンブ:6センチ
- 玄米:大さじ2杯
- 自然海塩:小さじ1/2杯
- しょう油:小さじ1/2杯
- みそだれ(好みのみそ:40グラム+柑橘類の皮:少々+米あめ:30グラム+水:60cc)
- 大根葉:少々
【作り方】
みそだれ
- 柑橘類の皮をみじん切りにします。(一般的には柚子を使用しますが、好みによってはミカンやオレンジを使用しても構いません)
- 鍋にみそだれ用の材料を全て入れます。
- 火を入れて煮立ったら弱火にして、焦げ付かない様に混ぜます。
- とろみが出てきたら完成です。(10分が目安)
ふろふき大根とニンジン
- 大根は2センチほどの厚さに輪切りし、ニンジンも2センチほどの厚さで斜め切りにします。
- コンブは水につけて戻しておきましょう。
- 玄米を洗って水気を切り、フライパンに入れます。
- きつね色になるまで中火で炒りましょう。
- 土鍋にコンブを敷き、大根、ニンジンの順に乗せて行きます。
- 全体が浸かるほど水を入れ、蓋を閉じて火にかけます。
- 煮立ったら弱火にして15分ほど煮て、炒った玄米と塩を加えてさらに15~20分煮て行きます。
- しょう油で味を調え、最後に10分ほど煮ます。
- 皿に盛りつける際に煮汁とみそだれ、茹でた大根葉を添えれば完成です。
もし可能であれば、大根とニンジンの皮をそのままにして調理してみましょう。