Lesson9-1 補助食品 その1

マクロビオティックはこれまで説明してきたような食品を用いて健康的な体を作っていく方法ですが、元々体が丈夫で健康的な人なら口にしてもいい食品もあります。
と言ってもあくまで補助的な役割なので、食べるのは時々にしておきましょう。

動物性食品

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動物性食品は毎日の食事に飽きが来たり、好みの食材があった場合に応じて食べます。これは栄養面よりも、食べる本人の活力を求めるための食事になるので日常的に必ず取る必要はありません。
動物性と言ってもマクロビオティックでは原則として肉を食べないことが望ましいので、魚介類のみに限られてきます。肉を食する場合はごくまれ、少量に止めるようにしましょう。
中でも白身魚の場合は1週間に1~2回、少量の摂取なら大丈夫なので料理のバリエーションが格段に増えます。調理法も蒸す、茹でる以外にもたまにならグリルやオーブンも可能です。
ツナサケエビ背の青い魚赤身の魚などは量にかなり気を付けて、1ヶ月に1~2回程度、まれに食べる頻度なら調理しても大丈夫です。
しかし、やはり動物性食品なので脂肪分が多く含まれています。なので脂肪の消化吸収を速めるために大根おろしレモンマスタードを添えて食べるようにしましょう。これに加えて野菜も一緒に取れるようなら、全体的にバランスのとれた食事になるでしょう。

時々用いる

タラ・カレイ・コダラ・オヒョウ・タラの幼魚・赤フエダイ・キュウリウオ・シタビラメ・マス・その他の白身魚

まれに用いる:魚類

背の青い魚・ちりめんじゃこ・いりこ・ウナギ・サケ・スズキ・メカジキ・ツナ・その他の身の締まった魚

まれに用いる:魚介類

ハマグリ・カニ・ロブスター・カキ・ホタテガイ・エビ・その他の魚介類

果物

イチゴ
リンゴ、ナシ、アプリコット、ベリー類、メロンなど温帯地域で収穫できる果物であれば、1週間に1~2回程度の楽しみとして時々食べても大丈夫です。旬の物なら生で食べてもいいですし、加熱したり干したりして様々な食べ方があります。
ですがその土地にあった気候の果物の方が好ましいので、熱帯産の果物は避けたほうが良いです。
また、果汁を用いたジュースやサイダーは時々なら飲んでも大丈夫です。

時々用いる

リンゴ・アプリコット・ブラックベリー・ブルーベリー・カンタロープメロン・さくらんぼ・クランベリー・赤スグリ・グレープフルーツ・ぶどう・ハニーデューメロン・オレンジ・桃・梨・プラム・プルーン・ラズベリー・レーズン・いちご・温州ミカン・スイカ・その他温帯地域でとれる果物